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症状別コラム

鍼灸で目の疲れは改善できる?眼精疲労と疲れ目の違いについても解説

2023.06.20

現代はパソコンやスマホを見る機会が多いため、目の疲れで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。軽い疲れ目であれば睡眠で回復できますが、デスクワークなどで毎日長時間のパソコン作業が習慣になっていると、目の疲れが蓄積して眼精疲労につながります。

眼精疲労になると、次のような自律神経の乱れによる症状に悩まされる恐れがあるため、注意が必要です。

・肩こり

・歯痛

・全身の倦怠感

・めまい

・吐き気

睡眠の質が低下して、途中で目を覚ましたり、寝付けなかったりする可能性もあります。目の疲れは放っておかずに、早めに対処することが大切です。

こんな症状はありませんか?

・目の奥や眉間、前頭部が痛い

・目がしょぼしょぼしたり、かすんで見えたりする

・吐き気やめまい、集中力の低下など目以外の症状にも悩まされている

・目が渇いて、コンタクトが入れにくい

・いつも目が充血している

・目の使い過ぎで首が凝っている

疲れ目と眼精疲労の違い

疲れ目は睡眠で改善する一方で、眼精疲労は睡眠だけでは目の疲れが取れない点が特徴です。また眼精疲労になると、目以外にも全身の症状に悩まされることもあります。原因が目以外にも存在するため、市販の目薬や目の周辺のマッサージだけでは十分な治療ができない場合もあります。

さらに最近は、ドライアイが原因で眼精疲労になる方も多く見られます。ドライアイとは、涙の不足により目が渇きやすくなり、目の違和感や痛みを訴える症状です。パソコンやスマホの使用で、まばたきの回数が減ったことがドライアイの一因ともいわれています。

眼精疲労の原因

眼精疲労の原因は次のとおりです。それぞれの原因について説明します。

目の酷使

現代はパソコンを利用する機会が多いため、目の酷使による眼精疲労の増加が顕著です。ディスプレイから発する光の刺激により、目に負担がかかって眼精疲労になります。

目が光の刺激を受けると、瞳孔が開いたり閉じたりして光の量を調節します。瞳孔の開閉で働くのは、自律神経です。瞳孔への負担で自律神経が緊張すると、やがて自律神経失調症になり、目以外の症状にも悩まされます。

自律神経失調症

仕事のストレスや不眠などの影響で自律神経失調症になると、首や肩、目の周辺が持続的に緊張して血液循環が阻害されます。

さらに自律神経は内臓や精神、筋肉の緊張にも影響を与えるため、自律神経失調症になることで目以外のさまざまな症状に悩まされることになります。

近視や乱視、老眼による目のピントの調節不良

近視や乱視、老眼になると、目のピントが合わせづらくなります。その結果、目のピントを合わせる際に働く毛様体筋が緊張して疲労が蓄積します。

またピントを合わせづらいと、パソコンの画面が見えづらくなるため、頭を突き出して画面を見ようとしがちです。その結果、首や肩にこりを感じるようになります。筋肉の緊張で、頭部に血液が行き届かず、眼精疲労がますます悪化するでしょう。

目の疾患

白内障の手術後に、眼精疲労を訴えるケースもあるようです。

とくに昨今は、パソコン作業中にまばたきの回数が減ることでドライアイになる事例がたびたび見られます。まばたきの回数が減ると、目が乾きやすくなったり、角膜が傷つきやすくなったりするので注意しましょう。

眼精疲労に効果的な鍼治療

眼精疲労に対して効果的な鍼治療は、後頭部や側頭部にある筋肉への施術です。各部位への鍼治療で得られる効果を解説します。

後頭部の筋肉への鍼治療による効果

スマホやパソコンを凝視すると、後頭部の深くにある後頭下筋群と呼ばれる筋肉が緊張します。そこで、緊張した後頭下筋群に鍼治療を行うと、首や肩のこりが緩み眼精疲労の軽減が期待できます。

側頭部の筋肉への鍼治療による効果

眼精疲労とともに、頭痛や吐き気を感じる場合は側頭部にある側頭筋が緊張している可能性があります。とくにこめかみを押さえたくなるような頭痛に悩まされている場合は、側頭筋への鍼治療が効果的です。側頭部のこりが緩み、眼精疲労が軽減します。

まとめ

鍼灸は全身のバランスを整え、自然治癒力を高めることで眼精疲労にアプローチします。また鍼灸は、未病と呼ばれる病気になる前の状態を正常に戻すことを得意とする施術です。眼精疲労から目の病気へと移行する前に鍼灸を受けて、早めに改善することをおすすめします。

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